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小さな奇跡

先日、ちょっと嬉しい出来事がありました。

スタジオ開設当初からお越しいただいている一人の生徒様。
個人レッスンのきっかけとなったその方は、実はお身体に障害をもっていらっしゃいます。

脳性麻痺。
筋肉の不随運動が起こってしまうこの障害では、身体のバランスを維持するのがとても難しく、
ましてやバレエなどのように狭い面積でバランスを取る運動は、非常に大変だということは想像に難くありません。

レッスンにいらして下さった当初は、本当にリハビリの一環のようなかたちでストレッチ中心のメニューでした。
でもそれから12年の歳月が流れ、今では当初からは想像もつかないほど、レッスン内容は充実しています。


そして、つい先日。
今まで『あり得ない』と思っていたことが、あり得た瞬間を目の当たりにしました。
二人して思わず顔を見合わせ『えっ?』となった次の瞬間、私たちは手を取り合って喜んでいました。

小さな奇跡。
そう呼んでもおかしくない、そんな出来事でした。

具体的にはここでは触れませんが、その方のご努力と熱意と誠意、そして積み重ねた時間と信頼関係。
そのどれ一つが欠けても、起こり得なかったのではないかと思うのです。


私は、障害の有無を美談にするつもりは毛頭ありません。
ましてや、こんなに頑張ったのだから、エライとか、そういうつもりもありません。

ただ、何かを諦める必要はない、純粋にそう思ったのです。

〇〇だから、できない。
そう決めつけることは簡単かもしれません。

しかし、決めてしまうことは、常識がひっくり返るような、とんでもない奇跡の種を埋もれさせてしまうこともあるのです。


私と彼女は、ともに楽しみながらクリエイティブな時間を共有し、その中で色々な方法で身体に向き合いアプローチしてきました。
その延長線上に、小さな奇跡がありました。


その準備は、もしかしたらすでに12年前から、少しずつ少しずつ始まっていたのかもしれません。
いつでもどこにでも、きっと小さな奇跡の種があり、ちょっとずつ芽を出しているのかもしれない…そんな風に思うのです。

やみくもに信じることでもなく、むやみやたらに努力することでもなく、自分の気持ちに誠実に、真摯な努力を重ねること。
そこにきっと、小さな奇跡は起きる。

私は、そう信じています。

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12月☆

12月。
いよいよ2019年も、残すところあと一か月です。
色々な出来事があった中で、今年も充実してたなぁと思えるように、残りの日々も精一杯頑張っていきたいです。

さて!
先日は成人クラスの皆様への発表会説明会を行い、そして再来週はスタジオ生徒によるクリスマス会!
このミニ発表会に向けて、出演生徒のみんなは一生懸命練習に励んでいます。

そしてその翌週は、私が出演させて頂きます『大和シティバレエ公演・くるみ割り人形』の本番。
こちらのリハーサルも毎週参加させて頂いております。

先日、通しで1幕を行ったのですが、自分の出番・客間のシーンの後も拝見することができました。
ネズミと兵隊のシーン、そして雪。
どちらも大迫力!脇で見ていて思わず鳥肌が立ちました。

こんなに素晴らしいダンサーの方々と同じ舞台を作れること、そしてこのような素晴らしい現場にいさせて頂けることは、
感謝以外の何物でもありません。
・・・と言っても、この舞台は他人ごとではなく、もちろん自分にも役があるわけです。
自身の役目をしっかり果たせるよう、日々のレッスン、そしてリハーサルに、全力で取り組んでいきたいです。



毎週通っている表参道のスタジオのビルに一角にあるツリー。
今年もキレイに輝いています。
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このところ、急に寒くなってきて風邪もインフルエンザも流行ってきています。
私も周りも体調を崩している方が多いので、皆様もどうかくれぐれもお気を付けくださいませ。

それでは、良い12月を…☆

保温と加湿

11月に入り、朝晩の気温がグッと冷え込むことも多くなり、同時に湿度も一気に低くなり空気が乾燥し始めました。
 
『空気って、こんなに一気に乾燥するものなのですね』

そんな会話を生徒さんとしていたのですが、本当に夏のジメッとした空気からガラリと秋冬モード。
風邪も、そしてインフルエンザも流行り始めています。

この季節、欠かせないのが加湿器。

本日よりスタジオにも加湿器が登場しました!

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こちら、昨年の誕生日プレゼントで生徒の方に頂いたのです(ありがとうございます!)
加湿具合も3段階で選べ、しかも広い部屋でもOKな大容量。とても使いやすいです。

乾燥しがちなスタジオをしっかり保湿してくれる、頼もしい味方です!

そしてこの時期、一番冷えてくるのが、やっぱり足元。
足首には筋肉がほとんどないため、どうしても熱量を生み出せず冷える原因に。
かといってまだモコモコブーツには早い…というこの時期、レッグウォーマーなどで上手に保温したいですね。


保温と加湿。
この2つをうまくコントロールして、冬の手前のこの季節を乗り切っていきましょう!

「わかる」ようになることを、諦めないで

クラシックバレエには詩的で情緒的な美しさの側面と、ある種の“機能美”のような側面があります。

機能美とはムダのない構造を追求した結果、自然と現れ出る美しさのこと。
それは理論に基づいたゆえの秩序がもたらす美しさでもあり、ある種混じりけのないピュアな美と言えるかもしれません。


ある一定の論理的な秩序のもとに示された物事に、私たちは『美』を感じます。

例えば、音楽で言うなら音階がドからシまでの12の音で構成されていること。
絵画や彫刻の中には黄金比という比率が存在すること。

他にも探せば色々あるかもしれません。
そうした秩序を目の当たりにすると、私たちは思わず「きれいだな」とか「心地よいな」と感じます。


クラシックバレエの中にも、この秩序だった理論が存在します。

それは足のポジションから始まり、その足を動かす順番にも表れます。
複雑そうに見えるバーでの順番も、センターのアンシェヌマンも、一定の理論のもとで組み立てられています。

アームス(腕と手)もそうです。
腕のポジションと通り道(ポールドブラ)も、筋道がきちんと示されていて、そこを間違いなく通れれば
きちんとした形になり、動きになります。

バレエが持っているポジションと動きの理論は、とてもシンプルで普遍的です。
そしてとても合理的だと感じます。

合理的な理論の中に存在する秩序が、まぎれもなく美しい”芸術”という形になって屹立している、
クラシックバレエの美の根底には、この”秩序だった美しさ”が存在しているのではないか、と私は日々感じるのです。


この秩序だった美しさを支えている理論は、ある一定のルールに則っています。
それは『一度覚えてしまえば変わらない』ということを指します。
基礎となる”バレエ理論”を落とし込んでしまえば、レッスンの中で動きの法則を自分で見つけ出せるようになります。

要は『わかる』ようになるのです。

バレエの規則は一定なので(先生によって多少の組み合わせの違いはあれど)、
まったく違うランダムな動きを要求されたりすることは、クラシックバレエのクラスではほぼありません。
クラシックバレエの基礎訓練が厳格だと言われるのは、この秩序だった規則に基づいているからなのです。

だから「わからない」の一言で片づけて諦めてしまわないで。

方程式に数字を当てはめれば問題が”解ける”ように、バレエの規則がわかればアンシェヌマンは覚えらえるようになります。

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バレエをやっていて面白いなと思うコト。

それはもちろん作品を踊って役になったりする演劇的な要素や、情緒的に自分の感情を表出させていくこともあるのですが、
日々の稽古の中で培う『理論的に身体を作る』こと。
それは身体を考察するうえで永遠に尽きることのない興味でもあり、そして大変重要なファクター。

私の先生が『ピルエットはシステムで回るんだ』と仰ったことがあります。
それは理論に基づいてテクニックを考えろ、ということだと解釈しています。
けっして情緒性を理論と対立させるわけではなく、その二つは相いれるものであり融合させるべきものではないか、と。

情緒的な表現が理論に包摂されている。



ゆえにバレエは美しいのです。

10月になりました

10月になりました。
一年の残りがあと3か月、つまり4分の3終わったのが10月。
風はだいぶ爽やかになったものの、また少し暑さが戻ってきましたね。
予報によると、今年の10月は例年に比べ少し気温が高そうだということです。

日本では10月1日からいよいよ増税、一部のものを除き税率が10%に引き上げられました。
税金が高くなること自体も大きいですが、課税して集めた税金をきちんと使って欲しいなというのが、率直な気持ち。

都内のバレエスタジオもレッスン料金が値上がりしているようで、ちょっと痛い…(涙)
私の知人ダンサーは『レッスンはテイクアウトできない”イートイン型”なんだから、8%のままでいいじゃん!』と。
確かに(笑)
ですがそんな願いもむなしく、しっかり上がっていました(笑)

Aileは料金据え置きですので、ご安心ください! 


9月はお久しぶりにレッスンにいらして下さった方や、ご体験の方なども多く、なかなか賑やかな月でした。

以前こちらにお住まいのとき体験にいらして、その後転勤で山口にお引越しされ、
今年、再び戻ったので…ということで、レッスンにお越し下さった方がいらしたのですが、
昨年の夏のおさらい会には、わざわざ山口から見に来てくださったのだそう!
私のダイヤモンドのパ・ド・ドゥをご覧頂いたと仰って下さり、嬉しいながらも恐縮してしまいました。

実は私、先日、私用で山口に出向いたばかり!
なんとも驚きの偶然に、話が盛り上がりました。
山口県は初めて訪れたのですが、山と海がとても美しいところでした。


今月も出会いの多い月になると嬉しいなと、そんなふうに思った再会でした。
いよいよ今年も残り少なくなってきましたが、充実した日々を過ごしていきたいと思います。

最後に、山口での写真を少し。

一枚目は元乃隅稲成神社。
そして、今では珍しいSLも見ることができました!

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皆様、どうか素敵な10月を!
「バレエスタジオAile」ホームページ
バレエスタジオAile(エル)
ホームページはこちらから!
↓ ↓ ↓


http://www.balletstudio-aile.com

小田急相模原駅南口より徒歩3分

※所在地など詳細はお問合せ下さい。

(TEL&FAX:042-705-2653)

※受付時間は 11:00 - 21:00です。 レッスン中は応対できないこともございますが、後日折り返しご連絡させて頂きます。


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