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「わかる」ようになることを、諦めないで

クラシックバレエには詩的で情緒的な美しさの側面と、ある種の“機能美”のような側面があります。

機能美とはムダのない構造を追求した結果、自然と現れ出る美しさのこと。
それは理論に基づいたゆえの秩序がもたらす美しさでもあり、ある種混じりけのないピュアな美と言えるかもしれません。


ある一定の論理的な秩序のもとに示された物事に、私たちは『美』を感じます。

例えば、音楽で言うなら音階がドからシまでの12の音で構成されていること。
絵画や彫刻の中には黄金比という比率が存在すること。

他にも探せば色々あるかもしれません。
そうした秩序を目の当たりにすると、私たちは思わず「きれいだな」とか「心地よいな」と感じます。


クラシックバレエの中にも、この秩序だった理論が存在します。

それは足のポジションから始まり、その足を動かす順番にも表れます。
複雑そうに見えるバーでの順番も、センターのアンシェヌマンも、一定の理論のもとで組み立てられています。

アームス(腕と手)もそうです。
腕のポジションと通り道(ポールドブラ)も、筋道がきちんと示されていて、そこを間違いなく通れれば
きちんとした形になり、動きになります。

バレエが持っているポジションと動きの理論は、とてもシンプルで普遍的です。
そしてとても合理的だと感じます。

合理的な理論の中に存在する秩序が、まぎれもなく美しい”芸術”という形になって屹立している、
クラシックバレエの美の根底には、この”秩序だった美しさ”が存在しているのではないか、と私は日々感じるのです。


この秩序だった美しさを支えている理論は、ある一定のルールに則っています。
それは『一度覚えてしまえば変わらない』ということを指します。
基礎となる”バレエ理論”を落とし込んでしまえば、レッスンの中で動きの法則を自分で見つけ出せるようになります。

要は『わかる』ようになるのです。

バレエの規則は一定なので(先生によって多少の組み合わせの違いはあれど)、
まったく違うランダムな動きを要求されたりすることは、クラシックバレエのクラスではほぼありません。
クラシックバレエの基礎訓練が厳格だと言われるのは、この秩序だった規則に基づいているからなのです。

だから「わからない」の一言で片づけて諦めてしまわないで。

方程式に数字を当てはめれば問題が”解ける”ように、バレエの規則がわかればアンシェヌマンは覚えらえるようになります。

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バレエをやっていて面白いなと思うコト。

それはもちろん作品を踊って役になったりする演劇的な要素や、情緒的に自分の感情を表出させていくこともあるのですが、
日々の稽古の中で培う『理論的に身体を作る』こと。
それは身体を考察するうえで永遠に尽きることのない興味でもあり、そして大変重要なファクター。

私の先生が『ピルエットはシステムで回るんだ』と仰ったことがあります。
それは理論に基づいてテクニックを考えろ、ということだと解釈しています。
けっして情緒性を理論と対立させるわけではなく、その二つは相いれるものであり融合させるべきものではないか、と。

情緒的な表現が理論に包摂されている。



ゆえにバレエは美しいのです。

10月になりました

10月になりました。
一年の残りがあと3か月、つまり4分の3終わったのが10月。
風はだいぶ爽やかになったものの、また少し暑さが戻ってきましたね。
予報によると、今年の10月は例年に比べ少し気温が高そうだということです。

日本では10月1日からいよいよ増税、一部のものを除き税率が10%に引き上げられました。
税金が高くなること自体も大きいですが、課税して集めた税金をきちんと使って欲しいなというのが、率直な気持ち。

都内のバレエスタジオもレッスン料金が値上がりしているようで、ちょっと痛い…(涙)
私の知人ダンサーは『レッスンはテイクアウトできない”イートイン型”なんだから、8%のままでいいじゃん!』と。
確かに(笑)
ですがそんな願いもむなしく、しっかり上がっていました(笑)

Aileは料金据え置きですので、ご安心ください! 


9月はお久しぶりにレッスンにいらして下さった方や、ご体験の方なども多く、なかなか賑やかな月でした。

以前こちらにお住まいのとき体験にいらして、その後転勤で山口にお引越しされ、
今年、再び戻ったので…ということで、レッスンにお越し下さった方がいらしたのですが、
昨年の夏のおさらい会には、わざわざ山口から見に来てくださったのだそう!
私のダイヤモンドのパ・ド・ドゥをご覧頂いたと仰って下さり、嬉しいながらも恐縮してしまいました。

実は私、先日、私用で山口に出向いたばかり!
なんとも驚きの偶然に、話が盛り上がりました。
山口県は初めて訪れたのですが、山と海がとても美しいところでした。


今月も出会いの多い月になると嬉しいなと、そんなふうに思った再会でした。
いよいよ今年も残り少なくなってきましたが、充実した日々を過ごしていきたいと思います。

最後に、山口での写真を少し。

一枚目は元乃隅稲成神社。
そして、今では珍しいSLも見ることができました!

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皆様、どうか素敵な10月を!

9月

早いもので、もう9月。
今年も残すところ、あと4ヶ月を切ったということ、いやはや時の流れはあっという間です。

元号が令和に変わってだいぶ経ちますが、いまだにどこか慣れず…。
でも平成がそうだったように、きっといつしか違和感なく使えるようになるのでしょうね。

9月は長月とも呼ばれます。
”夜長月”の別名というのが有力な説だとか。
確かに、グッと日が短くなって夜の時間が長くなってきたのを実感します。

運動会も多いこのシーズン、日本はまだまだ残暑が厳しいですがヨーロッパなどは気温が下がってくる時期でもあります。
夏の暑さが厳しい地域でも、9月になると長袖が欲しくなる、そんな時期です。
日本はまだまだ暑くてエアコンが手放せませんね(笑)
とはいえ、朝晩に吹く風は多少涼やかになってきて過ごしやすくなりました。


さて、9月らしいものを一つ。
ということで、今日は9月(長月)が登場する和歌を。

~今来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな~
【素性法師・百人一首】

『今すぐに行くと言ったあなたの言葉を信じて長月(9月)の長い夜を眠らずいたら、
 夜明けに昇る有明の月を待ってしまいました』


あの有名な百人一首の中の一つ。
作者の素性法師は男性ですが、この歌は女性の立場で心情を詠っています。

当時は男性が女性の元へ通うのが一般的。
そのため、『行く』といったあなた(男性)を、『待つ』となっているところから、女性の歌とした詠んだことがわかります。

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当時は男性が女性の立場になって歌を詠むことも、和歌の遊びとして楽しまれていたようです。
素性法師三十六歌仙にも選ばれていることから、優れた歌の詠み手とされていたのでしょう。


9月は長月。
長くなってきた夜、月にちなんだ色々なものを探してみるのも、面白いかもしれませんね。

舞台、その裏に…

『舞台裏』

この言葉が象徴するように、何か物事が行われるときには『裏側』で起こる様々な出来事があり、
舞台の本番、まさに『舞台裏』ではさまざまなドラマが繰り広げられています。



前日の舞台稽古から当日のゲネプロ、そして本番。

いつもの流れ。
いつもの緊張感。
ああ、この感じ。この感覚。

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ダンサーとして日々舞台に立つことのない私は、年に数回、あるいは1年ぶりの舞台ということも少なくありません。
本番までの独特の流れを思い出しながら、かみしめるように、黙々と準備を進めていきます。

今回、外部の発表会への出演だったため、所属スタジオの生徒の皆さんは一部の方々以外は
ほとんど初対面の方たちばかりでした。

それでも『同じ舞台を一緒に創る』という想いは誰しも同じで、たとえその日に初めて会った人でも、
”同志”という気持ちが芽生えます。

袖から他の出演者を見守る私たち。
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後輩の踊りを見つめる、先輩。
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誰もが一つの舞台に対して、真剣で、誠実な想いで向かう。
そのエネルギーはとてつもなく大きく、だからこそ感動を生むのだと思います。


Aileの発表会では、運営側として事務的な事柄に気を回していることが多く、
ダンサーとして客観視することがなかなかできません。
だからこそ、外部に出演させて頂くと、”舞台”というもののエネルギーを肌身で感じられる、
私にとって、大変貴重な経験です。

終演後、『ああ、Aileのみんなとこの想いを共有したい』と強く思いました。
広い舞台、満員の客席。
2階席までびっしりとお客様で埋まった会場は、壮観でした。


私に、何ができるのか。
何をしなければならないのか。

考えているだけでは、先に進まない。
できること、やるべきことを、着実に一歩ずつ積み重ねる。


舞台ができるまで、そのずっとずっと前の時間から、すでに 『舞台裏』 のドラマは始まっているのかもしれません。

そして、この素晴らしい機会と経験と出会いに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

本番終わりました

私事で恐縮ですが、先日、出演させて頂いた舞台の本番が、無事に終わりました。

佐々木三夏バレエアカデミーのオープンクラス作品として、折井元子先生振付『Vento Italiano ~イタリアの風』に
出演させて頂きました。

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素晴らしいアカデミーの発表会、元子先生の振付作品、そうそうたるメンバーの中、、、
こんな目もくらむような状況で出演の機会を頂き、それは本当に貴重な経験でした。


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私にとっては未知の領域のこともたくさんあり、一つ一つが勉強でした。
振付やリハーサルの進行はもちろん、本番が近づくにつれ行われる全体リハーサルや照明合わせ、
その他諸々会の運営にあたるまで、色々と学ばせて頂きました。

作品を通して学べたこと、それは技術面だけでなく、作品に取り組むための姿勢や作品の解釈であったり、
本番までの仕上げ方であったり。
一つの作品を通じてたくさんの側面を改めて考える機会となりました。

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厳しくも温かくご指導下さった折井元子先生、そして共演者の皆様、本当にありがとうございました。
主催の佐々木三夏先生はじめ、会を支えて下さった父母会やスタッフの方々、大変お世話になりありがとうございました。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。



さて、私のスタジオはしばしの夏休み中。
またみんなに会える日が、今から待ち遠しくてたまりません!

うーん!と、このネコちゃんのように背伸びして、また頑張ります!

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来年の夏は、Aileもみんなで広い舞台に立てますように!
「バレエスタジオAile」ホームページ
バレエスタジオAile(エル)
ホームページはこちらから!
↓ ↓ ↓


http://www.balletstudio-aile.com

小田急相模原駅南口より徒歩3分

※所在地など詳細はお問合せ下さい。

(TEL&FAX:042-705-2653)

※受付時間は 11:00 - 21:00です。 レッスン中は応対できないこともございますが、後日折り返しご連絡させて頂きます。


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