B2クラス、という現在(いま)
春が近づいてくると、次のステップが見え始める。
進級、進学。
春は芽吹きの季節だけれど、出会いと別れの季節でもあります。
進級しても進学しても、「バレエスタジオAile」に通い続けている限り、仲間であることは変わらないし、
発表会の時期が来ればまたみんなで一緒にレッスンもするし、何かのイベントの折には全員が顔を揃えます。
でも、一つクラスだけ、どうしても「別れ」を感じてしまうクラスがあるのです。
それが「B2クラス」。
*
B2クラスは小学校高学年が集まるクラス。
現在、5年生と6年生が在籍しています。
4月を迎えると、中学生と小学生という内訳になり、中学生となった子はAクラスへと
スタジオ内進級を果たします。
そうなると、いままで一緒のクラスだった皆が、別々のクラスへと別れてしまうのです。
Aクラスへの進級は、本人と講師との面談によって決定します。
ですので、本人が希望すればB2クラスへ残ることも選べます。
受講する本人にとって、無理のないカタチでレッスンを続けていってもらいたい、それが講師たちの
一番の願いです。そのため、最上級クラスへの進級に関しては慎重に行いたい、
そのような理由から面談方式を取り入れています。
ですが、やはり中学生となると学校の下校時間も遅くなるので、事実上、小学生の時に
通っていたレッスン枠に通うのはなかなか難しい…という理由で、やはりAクラスに進級を希望する
生徒が多いのが現実。
また、中学進級を機に、バレエ自体にピリオドを打つ子も少なくありません。
やはり小学校から中学校へというのは子どもの人生の中では大きな転機。
「バレエを続けるか…」という選択肢も含め、B2クラスというのは大きな転換期を迎えることになるのです。
だからB2クラスだけは、どうしても「別れ」を感じてしまうのです。
*
Aクラスに進む子、B2クラスに残る子、バレエから離れる子…
それぞれが、それぞれの道を歩む、B2クラス。
現在のB2クラスはかつてないほどに一つにまとまっています。
在籍メンバーによって、クラスの色合いは異なりますが、今のB2クラスのチームワークは
Aile開設以来、もっとも結束が強い感じがします。
それだけに4月の「別れ」が迫るにつけ、寂しい気持ちもひとしおです。
そこで、今、B2クラスではみんなで一つの「踊り」を作っています。
B2クラスのみんなで踊る、最後の作品として…。
選んだ曲は、昨年の発表会第3部第5章において、Aクラス3名が「そして、道は…」のタイトルで踊った
コーコーヤの「ジンタ」。
発表会の練習で耳にしていたこともあり、音はすでに暗記しているので覚えるのが早いこと早いこと!
そして、「みんなで一緒に踊るんだ!」という気持ちも、拍車をかけているようです。
*
振付を記憶するのは個々のスキルもさることながら、気持ちの上でのモチベーションも大きいです。
そのこと自体を、いかに「楽しめるか」どうか、というのは大きなポイントなのだなと改めて感じます。
「楽しむ」という言葉の語感からは、"気楽"というイメージが連想されがちですが、
決してそういうことではありません。
真剣に集中することに充足感を覚えられるかどうか、一つの目標に向かって気持ちを注げるかどうか、
それらの総体として、自分の気持ちの中に「喜び」が芽生えるかどうか。
充足がもたらす、喜び。
それが、物事を「楽しむ」ことだと思います。
彼女たちの中に、その気持ちが芽生えてくれていたら、私も嬉しいことこの上ないです。
バレエを通じて得られるものは、スキルだけではないと思います。
難しいことも多々あるバレエ。
そこに挑戦し達成していくプロセスの中で、目標を設定して取り組む過程、そこから得られる
大小の成功体験も含めて、充足感は喜びをもたらすのだということを感じてほしいのです。
誰かから与えられたものよりも、自分で獲得したもののほうが喜びは大きい。
プロセスは大変でも、あとから感じる感動や感激は、やはり自分の手でつかみ取ったものだけなのです。
バレエを通じて私はみんなにそのことを知ってもらいたい、そんなふうに思うのです。
*
3月の末日まで土曜日を中心に練習。
最後のレッスン日には、ちょっとした発表会形式にできたらいいなと考えています。(まだ未定ですが・・・)
去年、初めてトゥシューズを履いた子もいますが、ぜひ最後はトゥシューズで発表できるといいですね!
みんな、頑張っていこう!(みんな、読んでるかな?)
B2クラスという現在(いま)。
それは本当に、人生において今だけの限られた時間。
その時間を、かけがえのないその時間を、思う存分味わってほしい。
そして充実したものにしていきたい、心からそう思います。
進級、進学。
春は芽吹きの季節だけれど、出会いと別れの季節でもあります。
進級しても進学しても、「バレエスタジオAile」に通い続けている限り、仲間であることは変わらないし、
発表会の時期が来ればまたみんなで一緒にレッスンもするし、何かのイベントの折には全員が顔を揃えます。
でも、一つクラスだけ、どうしても「別れ」を感じてしまうクラスがあるのです。
それが「B2クラス」。
*
B2クラスは小学校高学年が集まるクラス。
現在、5年生と6年生が在籍しています。
4月を迎えると、中学生と小学生という内訳になり、中学生となった子はAクラスへと
スタジオ内進級を果たします。
そうなると、いままで一緒のクラスだった皆が、別々のクラスへと別れてしまうのです。
Aクラスへの進級は、本人と講師との面談によって決定します。
ですので、本人が希望すればB2クラスへ残ることも選べます。
受講する本人にとって、無理のないカタチでレッスンを続けていってもらいたい、それが講師たちの
一番の願いです。そのため、最上級クラスへの進級に関しては慎重に行いたい、
そのような理由から面談方式を取り入れています。
ですが、やはり中学生となると学校の下校時間も遅くなるので、事実上、小学生の時に
通っていたレッスン枠に通うのはなかなか難しい…という理由で、やはりAクラスに進級を希望する
生徒が多いのが現実。
また、中学進級を機に、バレエ自体にピリオドを打つ子も少なくありません。
やはり小学校から中学校へというのは子どもの人生の中では大きな転機。
「バレエを続けるか…」という選択肢も含め、B2クラスというのは大きな転換期を迎えることになるのです。
だからB2クラスだけは、どうしても「別れ」を感じてしまうのです。
*
Aクラスに進む子、B2クラスに残る子、バレエから離れる子…
それぞれが、それぞれの道を歩む、B2クラス。
現在のB2クラスはかつてないほどに一つにまとまっています。
在籍メンバーによって、クラスの色合いは異なりますが、今のB2クラスのチームワークは
Aile開設以来、もっとも結束が強い感じがします。
それだけに4月の「別れ」が迫るにつけ、寂しい気持ちもひとしおです。
そこで、今、B2クラスではみんなで一つの「踊り」を作っています。
B2クラスのみんなで踊る、最後の作品として…。
選んだ曲は、昨年の発表会第3部第5章において、Aクラス3名が「そして、道は…」のタイトルで踊った
コーコーヤの「ジンタ」。
発表会の練習で耳にしていたこともあり、音はすでに暗記しているので覚えるのが早いこと早いこと!
そして、「みんなで一緒に踊るんだ!」という気持ちも、拍車をかけているようです。
*
振付を記憶するのは個々のスキルもさることながら、気持ちの上でのモチベーションも大きいです。
そのこと自体を、いかに「楽しめるか」どうか、というのは大きなポイントなのだなと改めて感じます。
「楽しむ」という言葉の語感からは、"気楽"というイメージが連想されがちですが、
決してそういうことではありません。
真剣に集中することに充足感を覚えられるかどうか、一つの目標に向かって気持ちを注げるかどうか、
それらの総体として、自分の気持ちの中に「喜び」が芽生えるかどうか。
充足がもたらす、喜び。
それが、物事を「楽しむ」ことだと思います。
彼女たちの中に、その気持ちが芽生えてくれていたら、私も嬉しいことこの上ないです。
バレエを通じて得られるものは、スキルだけではないと思います。
難しいことも多々あるバレエ。
そこに挑戦し達成していくプロセスの中で、目標を設定して取り組む過程、そこから得られる
大小の成功体験も含めて、充足感は喜びをもたらすのだということを感じてほしいのです。
誰かから与えられたものよりも、自分で獲得したもののほうが喜びは大きい。
プロセスは大変でも、あとから感じる感動や感激は、やはり自分の手でつかみ取ったものだけなのです。
バレエを通じて私はみんなにそのことを知ってもらいたい、そんなふうに思うのです。
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3月の末日まで土曜日を中心に練習。
最後のレッスン日には、ちょっとした発表会形式にできたらいいなと考えています。(まだ未定ですが・・・)
去年、初めてトゥシューズを履いた子もいますが、ぜひ最後はトゥシューズで発表できるといいですね!
みんな、頑張っていこう!(みんな、読んでるかな?)
B2クラスという現在(いま)。
それは本当に、人生において今だけの限られた時間。
その時間を、かけがえのないその時間を、思う存分味わってほしい。
そして充実したものにしていきたい、心からそう思います。
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