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三千世界の彼方、上演に際して~施策および劇団熱血天使座長さんからのご挨拶

バレエスタジオAile、Aクラス・浅田愛さんが出演する舞台「三千世界の彼方」において、
上演に際する施策と座長さんからのご挨拶を、以下にご紹介させて頂きます。

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【今後の施策について】

この度の大震災をうけまして、劇団熱血天使では今後の活動方針を協議して参りました。
本日、方針が決まりましたので報告させて頂きます。

①10パーセント運動
4月14日~18日に日暮里d-倉庫で行う第四回公演「三千世界の彼方」の公演収益金の10パーセントを
被災地への義援金として寄付致します。

②節電対策
「三千世界の彼方」期間中、ロビーの照明および空調を制限致します。

以上の項目を実施の上、安全面に十分配慮して公演に臨ませていただきます。

※なお、計画停電の影響により、日程の変更、調整を行う可能性がございます。
 変更があった際は、直ちに御報告させていただきます。

【東日本大震災を受けてのご報告】

ブログ、HP等をご覧になっている皆様、
連絡が遅くなって申し訳ありません。
劇団熱血天使座長の水谷暖人です。
東日本大震災が起きてから更新が途絶えてしまいました。
まず始めに東日本大震災に見舞われた皆様に心よりのお悔やみを申し上げます。

劇団熱血天使は被災地近くに住む者、親族が被災地にいる者もありましたが、幸いなことにメンバー、
客演、スタッフ全員無事でした。

ただ、稽古場施設に使用の規制がかかり、思うように稽古を進められてはいません。
また演劇界におきましては数々の他団体公演が延期や中止の判断をしている状況です。
これを受けて、劇団熱血天使も四月に予定している第四回公演「三千世界の彼方」について
協議を重ねていました。

組織で多くの人間と共に活動する以上、なによりもまず、社会情勢に鑑み、行動をしなければなりません。
そう考えると、耳障りのよいことばかりが聞こえるはずもなく「こんな時に演劇どころではない」
「不謹慎なのではないか」という声も当然入ってきます。
 もちろん、それが全ての意見ではありません。「こんな時だからこそ」と言ってくださる人もいます。
だからといって後者の意見をおいそれと取るわけにも行きません。苦言を呈する方々も皆真剣なのです。
真剣であるがゆえに、痛い。
 実際、被災地に行って、現地の人々を救うのは、自衛隊の皆様や大勢のボランティアの方々のもたらす物資や
活動でしょう。彼らの切実さから見れば私たちの活動は文字通り一文にもならないかもしれません。

しかし、災害を垣間見て、萎縮してしまった人々の「心」を奮い立たすのは、
演劇を含めた芸術の役目だと思っています。
それは、芸術の持つ本来の役割からは逸脱しているかもしれないし、場合によっては傲慢なことですら
あるかもしれません。「東京にいるお前にそんな資格があるのか」「お前はそんなに立派なのか」……
しかし、現に身近にいる人の心が不安に暮れているのなら、

未熟であろうがなかろうが、

資格があろうがなかろうが、

そんなことには関わりなく、

その人々を照らすべく、

全力を尽くして、

演ずる。

それが「志」を掲げた劇団の在り方であると判断しました。
今回の作品、というよりも今回の主人公である「高杉晋作」にはそれを実現する力があります。
あとは激動の時代を生き抜いた彼の背中に必死で食らいつくだけです。
 必ずしも、地震で傷ついた人々だけに向けて公演を打つわけではありませんが、
その重みにも耐え得るよう、努力に努力を重ねていきます。
被災された方々が一刻も早く復興することを願ってやみません。

2011年3月16日 熱血天使座長 水谷暖人

劇団熱血天使

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我々、ひろく「芸術活動」と言われる分野を営む人間にとっては、座長さんも書かれているように
文字通り「一文にもならない」と言われることや、自分でそう感じる瞬間も多々あり、
このような事態の中で芸術活動を行うことは、やはり賛否両論色々な声が聞こえてくるものです。

どちらかというと娯楽の分野に属する活動は、景気の煽りも一気に受けますし、
有事の際には「こんなときに…」と言われてしまう分野であったりもします。
それは生活の中のプラスαの部分だからであり、逆から言うと生活感のない世界でもあります。

賛否の声は、どこにでも生まれます。
すべての人が100%何かを受け入れることは、決してないからです。

それぞれが、それぞれに「何か」を生みだし、それを受け取りたいと思う人のところへきちんと
届けられれば、それがたとえ一人であっても、その活動は意味のある行為なのではないでしょうか。

劇団熱血天使の方々のご活動が、温かいものであると信じ、私は舞台に足を運びます。
浅田さんにはこのような活動を通し、色々なことを経験して人との絆を深めていってもらいたいと
心から願っています。

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