カラダのおはなし~『立つ』を見直そう!②
さて。
前回は”立つことを見直して、違和感があったら原因を探してみよう”ということ。
そして、立つことにおいてカギになる場所が 【足首】 【骨盤】 【首】 の3つである、というところまで
お話していきました。
では今日は前回に引き続き、その3か所についてスポットを当てながら考えてみましょう。
まず、立つことに違和感がある場合、この3つの場所に何らかのトラブル等があることが考えられます。
①コンディションの良くない場所がないか?を探索する
これですね。
それぞれの項目ごとに、まずはセルフチェックをしてみましょう。
~足首のケース~
☑捻挫を完治させず踊ってしまったことがある
☑ポアントで立った時、足首から力が抜けるように感じるときがある
☑足裏を使うという感覚がよくわからない
☑カマ足になっているとよく注意される
☑レッスン後、すねの外側が特に疲れたり痛みがでることがある
~骨盤のケース~
☑後ろのタンデュが出しにくい
☑長坐前屈(足を前に伸ばして座って行う前屈)が、とても苦しい。
☑スカートを履いていると、いつのまにかどちらかに回っている
☑レッスン後、お尻の横のあたりが痛かったり、詰まった感じがする
☑座っていると、必ず足を組みたくなってしまう
~首のケース~
☑過去にムチ打ちやそれに似た衝撃を受けたことがある
☑カバンをいつも片方の肩にだけで持ってしまう
☑寝るときは同じ側で横向き寝をしている
☑黒目の高さ、または口角の高さが違う
☑アゴの開き方が左右対称ではないと感じる
いかがですか?
3つ以上当てはまった方は、要チェックです。
チェックが点在したという方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、単独で原因を作っているわけではなく、複合的な場合もありますし、最初にトラブルが起きた場所から派生し、
別の箇所で補った結果、そこのコンディションも良くない状態になってしまった、、なんてこともあります。
また、『すごく昔にやったケガだから…あまり関係ないかも』というケース。
これも要注意です。
そのとき生じたちょっとした歪みが、他の原因と合わさって『あれ?』という違和感に結びついていることも考えられるからです。
ではどうすれば良いの?ということなのですが、次は
②コンディションの良くない場所を特定し、原因を考え、改善する
の段階です。
調子のよくないところにはほぼ必ずと言っていいほど、骨の位置のズレが生じています。
筋肉は正しく骨が並んでいて、はじめてその力やはたらきを最大限に発揮します。
骨の並びにズレがあると、筋肉が正しくはたらけていない、つまり筋肉のバランスに差異が生じます。
例えば足首が何かしらのトラブルの元を抱えている場合、すねとふくらはぎで硬さが違う、
右と左で明らかに張りが違う、など筋肉の硬さの違いが出てきます。
いわゆる、そこばっかり使ってしまう”使いグセ”というもの。
ですが、それが自分の使い方のせいだけでなく、そもそも骨の位置関係から生じている場合も少なくありません。
改善していくためのセルフケアとしては、やはりまずは筋肉の硬さを取り除き、骨がすこやかな位置に戻れる
手助けをしてあげましょう。
★痛いところ、硬いところ、違和感のあるところ、あるいは感覚のないところ。
これらの症状のある場所を見つけたら、まずはセルフマッサージなどをしてみてください。
セルフマッサージのコツは…
・硬いところを見つけたら、指でゴリゴリと押さずに手のひらで筋肉を大きくゆったりと動かすように刺激を加えること
・筋肉繊維の方向に沿うようにマッサージすること
この方法であれば、まず筋肉を傷めることなくマッサージができます。
筋肉の硬さで骨を引っ張ってしまい、位置関係がズレている、、なんてことも。
その場合はこのようなちょっとしたマッサージで、すぐに改善できます。
いずれにしても、一日や二日で効果を求めず、一週間くらいは続けてみてください。
身体は7日のサイクルで変わっていきますので、7日という数字は色々な目安になります。
それでも改善されない場合、プロの手を借りるのも一つの方法です。
かかりつけのマッサージや治療院がある方は、そちらで相談してみても良いでしょう。
バレエの立ち姿勢や動きは特殊なので、なかなか分かってもらえない…というご相談をよく受けるのですが、
上記のチェックで改めて気になった症状をお伝えしてみると、違った角度からの施術でアプローチして下さるかもしれません。
自分の状態をうまく伝えることも、施療をしっかり受けられるコツ!
もちろん、私でよろしければご相談に乗りますので、気になる方はご遠慮なくご連絡下さいませ。
次回は、それぞれの箇所のトラブルが具体的に”立つこと”についてどんな風に影響しているのか、
少しお話してみたいと思います。
前回は”立つことを見直して、違和感があったら原因を探してみよう”ということ。
そして、立つことにおいてカギになる場所が 【足首】 【骨盤】 【首】 の3つである、というところまで
お話していきました。
では今日は前回に引き続き、その3か所についてスポットを当てながら考えてみましょう。
まず、立つことに違和感がある場合、この3つの場所に何らかのトラブル等があることが考えられます。
①コンディションの良くない場所がないか?を探索する
これですね。
それぞれの項目ごとに、まずはセルフチェックをしてみましょう。
~足首のケース~
☑捻挫を完治させず踊ってしまったことがある
☑ポアントで立った時、足首から力が抜けるように感じるときがある
☑足裏を使うという感覚がよくわからない
☑カマ足になっているとよく注意される
☑レッスン後、すねの外側が特に疲れたり痛みがでることがある
~骨盤のケース~
☑後ろのタンデュが出しにくい
☑長坐前屈(足を前に伸ばして座って行う前屈)が、とても苦しい。
☑スカートを履いていると、いつのまにかどちらかに回っている
☑レッスン後、お尻の横のあたりが痛かったり、詰まった感じがする
☑座っていると、必ず足を組みたくなってしまう
~首のケース~
☑過去にムチ打ちやそれに似た衝撃を受けたことがある
☑カバンをいつも片方の肩にだけで持ってしまう
☑寝るときは同じ側で横向き寝をしている
☑黒目の高さ、または口角の高さが違う
☑アゴの開き方が左右対称ではないと感じる
いかがですか?
3つ以上当てはまった方は、要チェックです。
チェックが点在したという方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、単独で原因を作っているわけではなく、複合的な場合もありますし、最初にトラブルが起きた場所から派生し、
別の箇所で補った結果、そこのコンディションも良くない状態になってしまった、、なんてこともあります。
また、『すごく昔にやったケガだから…あまり関係ないかも』というケース。
これも要注意です。
そのとき生じたちょっとした歪みが、他の原因と合わさって『あれ?』という違和感に結びついていることも考えられるからです。
ではどうすれば良いの?ということなのですが、次は
②コンディションの良くない場所を特定し、原因を考え、改善する
の段階です。
調子のよくないところにはほぼ必ずと言っていいほど、骨の位置のズレが生じています。
筋肉は正しく骨が並んでいて、はじめてその力やはたらきを最大限に発揮します。
骨の並びにズレがあると、筋肉が正しくはたらけていない、つまり筋肉のバランスに差異が生じます。
例えば足首が何かしらのトラブルの元を抱えている場合、すねとふくらはぎで硬さが違う、
右と左で明らかに張りが違う、など筋肉の硬さの違いが出てきます。
いわゆる、そこばっかり使ってしまう”使いグセ”というもの。
ですが、それが自分の使い方のせいだけでなく、そもそも骨の位置関係から生じている場合も少なくありません。
改善していくためのセルフケアとしては、やはりまずは筋肉の硬さを取り除き、骨がすこやかな位置に戻れる
手助けをしてあげましょう。
★痛いところ、硬いところ、違和感のあるところ、あるいは感覚のないところ。
これらの症状のある場所を見つけたら、まずはセルフマッサージなどをしてみてください。
セルフマッサージのコツは…
・硬いところを見つけたら、指でゴリゴリと押さずに手のひらで筋肉を大きくゆったりと動かすように刺激を加えること
・筋肉繊維の方向に沿うようにマッサージすること
この方法であれば、まず筋肉を傷めることなくマッサージができます。
筋肉の硬さで骨を引っ張ってしまい、位置関係がズレている、、なんてことも。
その場合はこのようなちょっとしたマッサージで、すぐに改善できます。
いずれにしても、一日や二日で効果を求めず、一週間くらいは続けてみてください。
身体は7日のサイクルで変わっていきますので、7日という数字は色々な目安になります。
それでも改善されない場合、プロの手を借りるのも一つの方法です。
かかりつけのマッサージや治療院がある方は、そちらで相談してみても良いでしょう。
バレエの立ち姿勢や動きは特殊なので、なかなか分かってもらえない…というご相談をよく受けるのですが、
上記のチェックで改めて気になった症状をお伝えしてみると、違った角度からの施術でアプローチして下さるかもしれません。
自分の状態をうまく伝えることも、施療をしっかり受けられるコツ!
もちろん、私でよろしければご相談に乗りますので、気になる方はご遠慮なくご連絡下さいませ。
次回は、それぞれの箇所のトラブルが具体的に”立つこと”についてどんな風に影響しているのか、
少しお話してみたいと思います。
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