ビル・エヴァンス ~夜の部、開場時~
ビル・エヴァンスというピアニストをご存知でしょうか。
アメリカのジャズピアニスト、モダン・ジャズを代表するピアニストとして知られ、
ドビュッシーやラヴェルなどのクラシックに大きな影響を受けた印象主義的な和音が持ち味。
言わずもがな、かの有名な『ワルツ・フォー・デビー』は、ジャズを代表する傑作として、
ジャンルを超えた幅広い人気を博しています。
1961年6月25日。
NYのヴィレッジヴァンガードで、ビル・エヴァンスのトリオはLiveを行いました。
あれ?ヴィレバン?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
そう、今の日本の色々売ってるあの変わった本屋『Village Vangard』は、このNYのライブハウスから
名前を取っているのです。つまりNYが本家ですね。
その時のライヴ録音がとてつもなく、素晴らしく。
しかもCDで聴けるなんて、良い時代になったものです。

さて。
夏企画【夜の部】開場時の音楽は、この1961年のヴィレッジヴァンガードの曲から。
店の雑踏、演奏者の息遣い、けだるい拍手など、当時のNYの夜の雰囲気がそのまま詰め込まれています。
オススメの何曲かを、ピックアップしてお届けします。
ぜひ当時のNYの雑踏の雰囲気を味わってみてください。
彼の半生は、とても一言で説明できるものではないですが、その音を聴けばもう十分ではないか、と。
あえて生い立ちを知らずとも、どのように生涯を閉じたか知らずとも、その音がすべてを物語っている、そんな気がします。
ビル・エヴァンスについて、もう一つ。
実はあの村上春樹の小説『ノルウェイの森』の中の一節にも登場しています。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::
『そしてドライヤーで髪を乾かしながら、本棚に並んでいたビル・エヴァンスのレコードを取り出してかけたが、
しばらくしてから、それが直子の誕生日に彼女の部屋で僕が何度かかけたのと同じレコードであることに気づいた。』
<引用元 「ノルウェイの森」村上春樹 197頁>
:::::::::::::::::::::::::::::::::
またこんな言説も著作に記しています。
::::::::::::::::::::::::::::::
『アルバム Waltz for DebbyはCDではなく、やはり体を使ってLPで聴くのが好きだ。
このアルバムは片面3曲で一区切りをつけて、針をあげて、物理的にほっとひと息ついて、
それで本来のWaltz for Debbyという作品になるのだと僕は考えている。
どのトラックも素晴らしいけれど、僕が好きなのはMy Foolish Heart。甘い曲、たしかにそうだ。
しかしここまで肉体的に食い込まれると、もう何も言えないというところはある。
世界に恋をするとというのは、まさにそういうことではないか。』
<引用元「ポートレイト・イン・ジャズ」村上春樹・和田誠 著>
::::::::::::::::::::::::::::::::
大変興味深い感覚だなと、読んでいて感じました。
残念ながらLPではなくCDしかもっていないので、この肉体的感覚を味わうことはできないのですが、
なんとなく言わんとしていることは想像できます。
「My Foolish Heart」そしてもちろん「Waltz for Debby」も開場時音楽にセレクトしてあります。
ぜひステージ前のひととき、ジャズの調べに耳を傾けてみて下さい。
【夜の部】、会場は18:45~です。
::::::::::::::::::::::::::::::::::
【バレリーナの世界へようこそ ~観る!知る!ふれあえる!~】
■日程:8月4日(日)
■会場:おださがぷらざ(小田急相模原駅ビル4階)
■内容
【昼の部】 14:30~17:00(パフォーマンス・14:30~15:30)
ディズニーナンバーによる生徒パフォーマンス、『バレリーナになって写真を撮ろう!』、
バレエ関連の小物制作ワークショップやティアラ展示、バレエの歴史コーナーなどのAileフェス
ご入会のご相談会 他
【夜の部】 19:00~20:30(パフォーマンス・19:00~20:00)
成人クラス生徒の皆様によるパフォーマンス、Aileについての説明およびご相談受付 他
::::::::::::::::::::::::::::::::::
★インスタやってます★
https://www.instagram.com/balletstudio.aile/
お問い合わせは、こちらまで。
info@balletstudio-aile.com
042-705-2653
アメリカのジャズピアニスト、モダン・ジャズを代表するピアニストとして知られ、
ドビュッシーやラヴェルなどのクラシックに大きな影響を受けた印象主義的な和音が持ち味。
言わずもがな、かの有名な『ワルツ・フォー・デビー』は、ジャズを代表する傑作として、
ジャンルを超えた幅広い人気を博しています。
1961年6月25日。
NYのヴィレッジヴァンガードで、ビル・エヴァンスのトリオはLiveを行いました。
あれ?ヴィレバン?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
そう、今の日本の色々売ってるあの変わった本屋『Village Vangard』は、このNYのライブハウスから
名前を取っているのです。つまりNYが本家ですね。
その時のライヴ録音がとてつもなく、素晴らしく。
しかもCDで聴けるなんて、良い時代になったものです。

さて。
夏企画【夜の部】開場時の音楽は、この1961年のヴィレッジヴァンガードの曲から。
店の雑踏、演奏者の息遣い、けだるい拍手など、当時のNYの夜の雰囲気がそのまま詰め込まれています。
オススメの何曲かを、ピックアップしてお届けします。
ぜひ当時のNYの雑踏の雰囲気を味わってみてください。
彼の半生は、とても一言で説明できるものではないですが、その音を聴けばもう十分ではないか、と。
あえて生い立ちを知らずとも、どのように生涯を閉じたか知らずとも、その音がすべてを物語っている、そんな気がします。
ビル・エヴァンスについて、もう一つ。
実はあの村上春樹の小説『ノルウェイの森』の中の一節にも登場しています。
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『そしてドライヤーで髪を乾かしながら、本棚に並んでいたビル・エヴァンスのレコードを取り出してかけたが、
しばらくしてから、それが直子の誕生日に彼女の部屋で僕が何度かかけたのと同じレコードであることに気づいた。』
<引用元 「ノルウェイの森」村上春樹 197頁>
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またこんな言説も著作に記しています。
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『アルバム Waltz for DebbyはCDではなく、やはり体を使ってLPで聴くのが好きだ。
このアルバムは片面3曲で一区切りをつけて、針をあげて、物理的にほっとひと息ついて、
それで本来のWaltz for Debbyという作品になるのだと僕は考えている。
どのトラックも素晴らしいけれど、僕が好きなのはMy Foolish Heart。甘い曲、たしかにそうだ。
しかしここまで肉体的に食い込まれると、もう何も言えないというところはある。
世界に恋をするとというのは、まさにそういうことではないか。』
<引用元「ポートレイト・イン・ジャズ」村上春樹・和田誠 著>
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大変興味深い感覚だなと、読んでいて感じました。
残念ながらLPではなくCDしかもっていないので、この肉体的感覚を味わうことはできないのですが、
なんとなく言わんとしていることは想像できます。
「My Foolish Heart」そしてもちろん「Waltz for Debby」も開場時音楽にセレクトしてあります。
ぜひステージ前のひととき、ジャズの調べに耳を傾けてみて下さい。
【夜の部】、会場は18:45~です。
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【バレリーナの世界へようこそ ~観る!知る!ふれあえる!~】
■日程:8月4日(日)
■会場:おださがぷらざ(小田急相模原駅ビル4階)
■内容
【昼の部】 14:30~17:00(パフォーマンス・14:30~15:30)
ディズニーナンバーによる生徒パフォーマンス、『バレリーナになって写真を撮ろう!』、
バレエ関連の小物制作ワークショップやティアラ展示、バレエの歴史コーナーなどのAileフェス
ご入会のご相談会 他
【夜の部】 19:00~20:30(パフォーマンス・19:00~20:00)
成人クラス生徒の皆様によるパフォーマンス、Aileについての説明およびご相談受付 他
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