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カラダのおはなし~『立つ』を見直そう!④骨盤編

カラダのおはなしシリーズ、今日は ~『立つ』を見直そう!③足首編 に引き続き 【骨盤】 がテーマ!


~骨盤のケース~
☑後ろのタンデュが出しにくい
☑長坐前屈(足を前に伸ばして座って行う前屈)が、とても苦しい。
☑スカートを履いていると、いつのまにかどちらかに回っている
☑レッスン後、お尻の横のあたりが痛かったり、詰まった感じがする
☑座っていると、必ず足を組みたくなってしまう


骨盤は、いわずもがなカラダの要である 『腰』 にあたる部分。
バレエをやっていると、”骨盤”というワードは誰しも一度は耳にしているでしょう。

骨盤というと、腰の部分の大きな骨だけを考えがちですが、骨盤から上につながる腰仙移行部、
そして股関節も含めて考えていくことがポイント。
なぜならば、この上下のつながりの部分が骨盤に与える影響を無視することはできないからです。

上記のチェックで当てはまった方は、腰椎や股関節、そして骨盤のあたりに調子のよくない原因が潜んでいるかもしれません。


まず、骨盤の上部にあたる部分にある 『腰仙関節』 をみていきましょう。

腰仙関節

関節と名前がついていますが、動き自体は微細です。
ただし、微細であれど動きはあるので、この部分を固めてしまったり押し込んで使ったりしていると、
この上下に影響が出てしまいます。

また、この部分は生理的に湾曲していて正常。
バレエの立ち姿勢の場合、通常の人よりも平らになる傾向はありますが、湾曲がゼロになる、
あるいは反対側に丸まってしまうのはNG!

生理湾曲が失われると、その代償として首がストレートネックになってきます。
腰椎と頸椎(首の骨)は、同じ側にカーブを描きます。
そのため、腰椎の湾曲・可動とともに影響し合っているのです。

自然なカーブを描きながら、斜め前方に腰椎が伸びていくイメージを大切にしてください。
お尻が出ないように・・と気を付けるのは大切なのですが、腰を前に押し込まないように注意が必要です。

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実はこの仙骨から腰椎にかけての角度は、人種によって異なるそうです。
我々日本人などの農耕民族系黄色人種は128°~133°、騎馬民族系白色人種は122°~126°、
狩猟民族系黒色人種は116°~118°という平均データがあるのだそう。
モチロン個人差もあるので一概には言えないですが、このあたりの角度は立ち姿勢のフォルムに関わってくるポイントでしょう。


では、股関節について考えてみましょう。

股関節は球関節といって、受け皿にボールがはまるような構造をしており、クルクルと回転性をもつ関節。
そのため、大きな可動域があり360度関節とも呼ばれます。

ターンアウトをすると、大腿骨にある大転子が後方へ動きます。

dai.png

この時、大転子はやや下方に動くことに注目。
少し下がりながら後方へ回っていきます。そのことで股関節の中で回転をさせることができ、自然とお尻が下がります。
骨盤を前に押し出すようにしてお尻を下げるのではなく、あくまでも股関節の外旋によってお尻が自然と集まり下がる、と
捉えて下さい。

股関節周りの筋肉(お尻の筋肉も)、靭帯が拘縮していたりすると、やはりターンアウトを妨げてしまったり、
ふだん立っている時も、きつく感じたり足を組みたくなってきたりします。
例えば、前側に筋肉の過剰拘縮がみられると、股関節が前方に引っ張られて骨盤が後ろに倒れ、腰椎のカーブがなくなって…
と、影響がさまざまなところに波及していってしまいます。

もう一つ、骨盤にはとっても大事な『仙腸関節』という関節があるのですが、その関節も微細ながら動いています。
この関節面が固まってしまうと、長坐前屈が苦しかったり長時間歩くのがしんどい、という症状が現れやすいです。

ターンアウトをする前に、まず真っ直ぐ立つ、ということを考えていくと

・腰椎の生理湾曲が失われていないこと
・股関節に無理なねじれが加わっていないこと

これがあって初めて 『ナチュラルな姿勢=無理なく立つ』 が可能になります。
そこから股関節を外旋させて、ターンアウトでの立ち姿勢をとっていきましょう。


股関節回り、そしてお尻の筋肉、それらの硬いところはそのままにせず、まずは緩めてみましょう。
股関節のあたりは、硬いところを指でじんわりと押さえながら、自分で股関節を少しずつ内側と外側に動かしてみてください。
これだけでもだいぶ軽減されていきます。

腰椎部は硬さを取るのがなかなか難しい場所でもありますが、ウエストの横からアプローチするのが効果的。
後ろからも効果はあるのですが、脊柱起立筋があるためなかなか深いところに届きにくいのです。

セルフマッサージをするのであれば、座った状態で横からお腹と背中のちょうど真ん中あたりに指を入れ、
筋肉を掴むようにゆったりと揉んでみてください。または横向きに寝て同じように。
コリっと硬い部分があったら、それをジワ―っと押し流すようなイメージで。
あくまでもジワーっとが、ポイント。

これを”持続圧”というのですが、この持続が大切。
急激にゴリゴリと押すと、身体が防御反応を起こし、余計硬くなってしまうことも。
セルフケアのコツは ”ジワーっと持続圧” です!


腰椎部、そして股関節。
この2か所のコンディションが整うことで、骨盤の位置は変わってきます。
まずは無理なくナチュラルな立ち姿勢を維持できること、これにつきます。

骨盤の位置を毎回注意される…立てない、と感じている方は、ぜひ試してみてください!


さて、次回は『首編』です。
お楽しみに!
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