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意識、という捉われ

「〇〇を意識してください」という指示、バレエのレッスンで良く登場するフレーズです。
かくいう私もかつては良く言っていたのですが、実は人間の認知感覚においては、どこかを限定的に”意識”すると
その部分に感覚が集中してしまう、という性質があります。

それはどういうことか?、というと「そこしか意識できない」ということ。
簡単にいうとカメラのフォーカスみたいなもの。
手前の花にピントを合わせると、奥の背景はボンヤリします。
写真の場合はそれが良い味を出して素敵なのですが、身体操作になると全体としての操作機能が落ちる、ということを意味します。

ある部分を一心不乱に意識して”使おう”とすればするほど、他の感覚を放棄して(もちろん無意識的に、です)
そこに感覚が向かっていく。
それはある種の「集中」ともいえるのですが、全身の中でその部分が「使われ」ていかないと、
他の動作やシュチュエーションの中においては、意味をなさないという現象に陥る可能性があります。

つまり、部分最適を目指した結果、全体最適にはつながらなかった。
そしてそもそも部分最適化できたのか?という点も、疑問が残ります。
部分最適化というのは、あくまでも全体を円滑にはたらかせるための部分仕様の改善であるため、
全体の機能低下を招く結果は部分最適にすら成り得ないからです。

身体というのは「全身」というバランスの中で”使われ”ています。
この全体感というか、自分の身体を【俯瞰】するイメージは、どんなジャンルにおいても非常に重要なポイントだと
私は考えています。

バレエのような特殊身体操作においては、部分の機能向上はマストです。
しかし、そこにフォーカシングしすぎるのではなく、成立させたい動作の中で機能向上したい部分が【最適に使われる】ように
全身のバランスを調整し、少しずつ部分機能が上がるように訓練を行う必要があります。
これはバレエ以外のトレーニングにも言えることだと思います。

そうしないと「〇〇のときはできるけれど、■■になったらできない」という現象が起こります。
どんなシュチュエーションにおいても同じ機能性を持つことが、身体機能向上の最終的なゴールです。
逆からいうと、どのようなシュチュエーションに置かれても、自分の望むパフォーマンスを発揮できるように機能向上させていく、
ということです。

動作時においての部分的な意識は、ある種の捉われに近いものがあります。
ピンポイントでその部分に特化したエクササイズの時はそれが有効にはたらくこともあるので、ここで言っているのは
あくまでも「全身動作時」においてのハナシです。

逆に”意識しない”、ということも同じです。
意識しない、という意識に捉われてしまうと、意識しているのと一緒です(笑)

自分の身体を【俯瞰】すること。
それは身体の感受性を研ぎ澄ましていくこと。
自分の動きとカタチを捉える力は、ここからスタートするんじゃないかな、と思うわけです。

まずは自分の「認識」を認識するところからだな、と。
日々猛省です。


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