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スキルトレーニングの前、人間の身体としての前提①

どのようなジャンルにおいても、その競技や種目の特性に見合ったスキルトレーニングが存在します。
それは自身のフィジカルスキル向上を前提に、競技を行う上で必要となる要素を様々な観点からアプローチしていきます。

バレエのスキルトレーニングは、基本のクラスレッスン。
バーから始まり、センターレッスンまで。
このすべてのエクササイズが、踊るために必要となる型の習得から肉体の鍛錬までを包括している。
バレエのスキルトレーニングは極めてロジカルで過不足がなく、理論的にも優れた運動プログラムだなと思うところです。

さて、前置きが長くなりましたが。
スキルトレーニングを行う前に、考えていきたいこと。
それは「トレーニングを積み上げる身体の前提が整っているか」ということです。

トレーニングというのは、そもそも足し算の領域。
身体に負荷を与えて、最大出力値を上げ、高いレベルでの運動に耐えうる肉体を作り、競技へフィードバックしていきます。
キレイに足し算をしていく、つまり計算間違いをなくしていくには、ゼロベースであることが大切。
ゼロであるということは、マイナスではない、ということ。
身体に歪みがあったり、アライメントが整っていなかったりする…というのは、マイナスになっているということ。

そこをまずゼロベースに戻すこと。
それが「身体の前提を整える」ということです。

私たち施術家は、そのマイナスをゼロに戻す担当。
もちろんセルフケアなど含め、コンディショニング全般は身体をニュートラルに戻す領域です。
このゼロに戻った身体、つまりニュートラルベースがあって、はじめてトレーニングの効果が最大化されます。

歪んだ柱の上に家を建てても、その歪みがやがて建材の重みに耐えかねて破綻してしまう。
いっときは耐えられるかもしれないけれど、年月とともに歪みが大きく露呈してきてしまいます。
身体も同じで、骨格や筋肉の状態が整っていないところに何かを積み上げていくことは、歪んだ柱で家を建てるようなもの。
そのときは 効果が上がるかもしれませんが、長い目で見たときに崩れてしまう危険を孕んでいます。

身体をニュートラルに戻すこと。
この認識をもっているかどうか、ここがスキル向上やケガ予防、ひいては選手生命の長さに大きく関わります。

バレエの身体操作やスキルトレーニングは特殊な動きも多く、ある意味人間離れしていると言えるかもしれません(笑)
しかし、人間の身体としての前提を覆すことは、私たちが人の身体を持っている以上、不可能なこと。
人間離れした技は、それが高度であればあるほど、「人間の身体としての前提」がしっかり整っていることが重要。
私たちがこの身体を離れることが不可能である以上、人間の骨格で運動をするしかないのです。

もちろん、それを構造的に少し変化させることは競技特性上あり得ます。
ですが、使える筋肉の位置が変わるわけでも、骨の位置が変わるわけでも、それらの数が変わるわけでもない。
つまり大本の骨格からは、どう頑張っても逃れられないのです。

じゃあ、どうするか?
まずは「人間としての基準に立ち返って身体を整える」が、最初にやるべきこと。
スキルトレーニングを重ねても積みあがっている感覚がない、練習で疲労ばかり残る…
もしかしたら、改善すべきは練習方法(=スキル)ではなく、姿勢(=ポジション)かもしれません。

バレエの場合、何年経ってもピルエットがうまく回れない、など技術面で悩みを持たれている方や
先生の注意が直せない、等、自分ではどうしていいかわからないという疑問を抱えている方も少なくありません。
特に大人になってから始めた方に多いお悩みかと思います。
(もちろん、しっかりとレッスンを積み重ねている上で、の話です。)

なぜ「何年練習してもできるようにならないのか?」という悩み。
次回、そのあたりについて少し触れてみたいと思います。

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